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【AviUtl】オシャレなVoiceroid実況・解説動画を作る方法をゼロから徹底解説!

注意

本記事の内容は、以前私が執筆した以下の記事:

https://note.com/lemon_slime/n/n8d9ece98bbca

とほぼ同一です。こちらも併せてご覧ください。

0,はじめに

いまや、Youtubeは情報発信を行う上で欠かせないツールです。以前はYoutuberというのは希少な存在でしたが、気楽に情報発信や動画制作を行うことが容易になった今、Youtuberはそれほど希少な存在ではなくなりました。新たにYoutubeに動画を投稿しようと考えている方も多いはず。
一方で…
顔出しするのは嫌だなぁ
と考えるのも自然な流れです。そのような場合には、所謂「ゆっくり動画」や「voiceroid解説(実況)動画」を作成することとなります。
本稿では、後者のvoiceroid解説(実況)動画を制作する手順について、一から解説を行います。この分野についての解説には需要があると思うのですが、ネット上に体系的な情報を学べる環境が案外少ないことに驚く今日この頃です。本記事はこの分野における情報を体系的にまとめることで、「一通り読めば最低限動画が作れるようになる」ことを目指しています。
基本的には無料で動画を作成することが可能ですが、voiceroidの音声部分のみ有料(1万円前後)であることにご留意ください。詳細は後述します(第4章を参照のこと)。

さて、動画を作成するにあたっては、「動画編集ソフト」と呼ばれる、動画の制作に特化したソフトウェアが必要です。この世には数多の動画編集ソフトが存在し、当然有料のクオリティーの高いものから無料のものまで多岐にわたります。どんな動画を制作するかによって推奨されるソフトは異なるのですが、voiceroid動画を作成する場合、以下の2つのソフトが候補に挙がります。どちらも無料で使えます。

  • ゆっくりムービーメーカー(略称:YMM)

  • AviUtl

他のソフトを使用しても良いのですが、voiceroidとの連携はイマイチなため、あまりおススメしないことにご留意ください(詳細は第5章)。
さて、voiceroid動画にあたっては基本的には上記どちらのソフトを使用しても問題ないのですが、それぞれのソフトについては以下のような特徴がある点にご留意ください。

【ゆっくりムービーメーカー】

導入・操作性が楽。ゆっくり動画に特化しているものの、voiceroid動画の制作にあたっての基本的な機能は備えており、凝った動画を作らない限りはこれで十分。ただ、編集機能に乏しいので、凝った映像を制作するのはやや困難。

【Aviutl】

無料でありながら編集機能が豊富で、大抵の映像は制作可能。当然、voiceroid動画の制作も十分に可能である。有志の方が多くのプラグインを公開しており、拡張性にも優れている。しかし、導入・操作性のハードルが高く、パソコンの知識を少々要する。

一般的には前者のゆっくりムービーメーカー(YMM)が使われることが多いかと思います。実際、簡単なvoiceroid解説・実況動画を作成するだけならこれで十分で、私も長らくYMMを使っていました。しかし、凝ったアニメーションを付与しようとするとYMMは些か機能不足である点は否めません。結果、私は機能が豊富なaviutlを使うことにしました。

というわけで、本稿では、やや操作が難しいけれど拡張性が高いaviutlを用いたvoiceroid動画の制作方法について、一から解説していきます(慣れれば難しくないですよ)。最終的には、以下のような動画が制作できるはずです。

mp4が埋め込めないので画像で失礼します

映像はこちらをご覧ください(5秒程度):
https://lemon-slime.com/resources/琴葉姉妹テスト.mp4

動画をご覧いただくと分かる通り、

  • キャラクターの瞬き・口パク

  • 字幕の挿入(半自動化)

  • 発言開始時にモーションを付与

  • キャラクターが発言していない時は暗くなる(エフェクトの付与)

というようなことができるようになります。

1,準備

まずは、PC上の任意の場所に、aviutl用の作業フォルダを作りましょう。
その中に、「plugins」という名前の新規フォルダを作成します。この中にaviutlのプラグインを入れていくことになります。

aviutl > plugins

次に、編集ソフト「aviutl」をインストールします。配布元である「AviUtlのお部屋」にアクセスしましょう。

https://spring-fragrance.mints.ne.jp/aviutl/

そして、赤枠で囲った2つのzipファイル(aviutl110.zipとexedit92.zip)をダウンロードします。

赤枠部分のファイルをダウンロード

次にダウンロードしたzipファイルを解凍し、中にあるファイルすべてを、先ほどのaviutl作業フォルダ内にコピー&ペースト(または移動)しましょう。すると、pluginsフォルダやaviutl.exe、exeditなどがすべて同じ階層上にaviutl作業フォルダ内に存在することになると思います。

ファイル構成

ここでaviutl.exeを実行しても動きはするのですが、あまりに機能が少ないのでプラグインを3つ入れていくことになります。まずは、

https://github.com/Mr-Ojii/L-SMASH-Works-Auto-Builds/releases

にアクセスし、L-SMASH-Worksをダウンロードします。

赤枠のzipファイルをダウンロード

次に、InputPipePluginをダウンロードします。

https://github.com/amate/InputPipePlugin/releases

一番上のzipファイルをダウンロードしてください。

赤枠のzipファイルをダウンロード

最後に、「かんたんMP4出力」をダウンロードします。

https://aoytsk.blog.jp/aviutl/34586383.html

赤枠のzipファイルをダウンロード

そして、ダウンロードしたzipファイル内にあるファイルのうち、txtとLICENSE以外のすべてのファイルを、先ほどのpluginsフォルダ内にコピー&ペースト(または移動)します。txtとLICENSEがあっても動きはします。

一旦これで準備が整いました。ここで、先ほどダウンロードしたaviutl.exeを実行してみてください(aviutl.exeをショートカットを用いてデスクトップなどに配置しておくと便利です)。

こんな画面が表示される…かも?

「タイムラインがないけど、どうやってこれで編集するんだよ。」

と思われるかもしれません。メニューバーの「設定」より「拡張編集の設定」を選択してみてください。

拡張編集の設定

すると、以下のようなタイムラインが表示されます。

タイムライン

このタイムライン上にお手持ちのmp4やpngなどの素材をドラッグ&ドロップしてみてください。(特殊な素材でなければ)きちんと表示されるかと思います。こうして動画を編集することになります。ご自身で色々試してみてください。ここでは詳細な説明は省きます。


[注]mkvはデフォルトで読み込みません。mkvを使用する場合、mkvをmp4に変換して使用する方法もありますが、一般的なのはexedit.ini(先ほどダウンロード済み)をテキストエディターで開き、

.mkv=動画ファイル
.mkv=音声ファイル

という記述を追加する方法でしょう。mkvをご使用の場合は試してみてください。他の拡張子で読み込めない場合も、同様の方法で解決することがあるかもしれません。


この時点でaviutlは普通の動画編集ソフトとほとんど同じように動きます。しかし、voiceroid動画の制作を考えるとやや物足りません。次の章では、このaviutlをvoiceroid動画の制作に特化させる方法を解説します。

2,立ち絵の表示

voiceroid動画にはキャラクターの立ち絵が欠かせません。立ち絵については自作しても良いですが、有志の方が配布しているものを使うのが簡単かと思います。ニコニコ静画などで「(キャラクター名)+立ち絵」と検索すると、(マイナーなキャラではない限り)非常に多くの魅力的な立ち絵が出てくると思います。

https://seiga.nicovideo.jp/search/%E7%AB%8B%E3%81%A1%E7%B5%B5?target=illust&sort=&sort=image_view

利用規約などを確認し、利用可能なものをダウンロードして使わせていただきましょう。※このとき、ファイル形式psdが含まれていると楽です。psdとは、簡単に言えばレイヤーの情報を持った画像ファイルです。

ダウンロードしたファイルがzipだった場合、解凍します。
試しにこの立ち絵をタイムライン上にドラッグ&ドロップしてみてください。立ち絵がpngなどの単なる画像ファイルである場合、おそらく読み込み可能ですが、psdといったレイヤーの情報を持つ画像ファイルの場合は読み込むことができません。
「え、png形式の立ち絵を表示しなきゃいけないの? 大変だぁ~」
とお思いの方もいるかもしれませんが、心配いりません。psdを読み込むことに特化したプラグインである「psdToolKit」というものが存在するのです。早速ダウンロードしましょう。

https://github.com/oov/aviutl_psdtoolkit/releases


赤枠の部分をクリック

ダウンロードしたzipファイルに含まれるすべてのファイルを、aviutlの作業フォルダ内、aviutl.exeと同階層に配置してください。pluginsフォルダ内ではないのでお気を付けください。使い方については同梱のhtmlファイルをご参照いただくと良いかと思います。

このプラグインを導入した上でaviutlを再起動すると、無事にpsdを読み込むことができるはずです。これでpsd形式の立ち絵を表示することができるようになりました。しかし、これでは単なる静止画です。一定時間ごとに瞬きをしてほしいし、喋っているときは口パクをしてほしいですよね。その方法について次で解説します。

3,瞬きの設定

まずは、タイムライン上に立ち絵のpsdファイルをドラッグ&ドロップして配置します。タイムライン上で立ち絵をクリックすると設定画面が出てくるので、その設定画面の右上にある+ボタンをクリックし、「アニメーション効果」を選択します。

アニメーション効果を選択

すると、立ち絵のアニメーションを設定できます。この立ち絵にまずは目パチのアニメーションをつけてみましょう。まずはアニメーションの「目パチ@PSD」を選択します。(※「描画@PSD」はこのPSDを表示するアニメーションです。これに変更を加えるとうまく立ち絵が表示されなくなる場合があります)次に、メニューバーの「編集」より「PSDToolKit」を選択し、ウィンドウを表示します。

目パチを選択→PSDToolKitのウィンドウを表示

すると何やらウィンドウが表示されると思います。ここで、アニメーション「目パチ@PSD」の横にある設定ボタンを押した後、目のパーツを右クリックして「開き」の時の目や「閉じ」のときの目をそれぞれ設定していきます。それができたら瞬きの間隔や速さも設定してみましょう。

目の開き、閉じを割り当て

完了したら、最後に「目パチ」のアニメーション効果の部分で右クリックして、「フィルタ効果を上に移動」を選択します。(フィルタ効果は上側から優先して適用されます。従って、psdの描画よりも優先して目パチを実行させるためにこの処理が必要です)

無事「目パチ」のアニメーション効果が上にきていることが確認出来たら、タイムライン上でスペースキーを押して再生してみてください。一定時間周期で瞬きをしていることが確認できるでしょうか。次の章では、さらに瞬きに加えて口パクの設定も行っていきます。

4,口パクの設定

さて、口パクを設定する場合は、さらに「口パク準備オブジェクト」と呼ばれる、音声とテキストの情報を持つオブジェクトが必要になります。このとき、voiceroidの音声が必要になるので、まだ持っていない方はこの機会に購入することをお勧めします(遅かれ早かれvoiceroid動画には音声が必須ですので、購入することになります)。voiceroidには色々なキャラクターがありますので、お好きなものを選んでください。安くないのでよく吟味することをお勧めします。

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さて、voiceroidが準備できたら、それを用いて適当な音声を作成します。音声を保存する際、「テキストファイルを音声ファイルと一緒に保存する」にチェックを入れてください。こうすることで音声ファイル(.wav)と一緒にテキストファイル(.txt)が出力されます。出力先のフォルダはご自身で分かりやすい場所にすると良いかと思います。

「テキストファイルを音声ファイルと一緒に保存する」にチェックを入れる

続いてAviUtl側で口パク準備オブジェクトを簡単に生成するための設定を行います。メニューバーの「編集」よりPSDToolKitを選択し、環境設定を開きます。

環境設定を開く

すると次のような画面が表示されるので、赤枠部分(「口パク準備」を生成・「字幕準備」を生成・発動条件3つ)にチェックを入れます。必須ではないですが、「すべての準備オブジェクトを単一のオブジェクトへ統合」にチェックを入れると消費されるレイヤー数が減るので、私はオンにしています。これによって音声ファイル・テキストファイルをドロップした際に自動で口パク準備・字幕準備オブジェクトがタイムライン上に生成されます。

赤枠部分にチェックを入れる

この状態で、試しにvoiceroidで作成した音声ファイル(.wav)をシフトキーを押しながらタイムライン上にドラッグ&ドロップしてみてください。口パク準備・字幕準備オブジェクトがタイムライン上に自動で生成されることが確認できるでしょう。(上手くいかない場合、wavファイルと一緒にテキストファイルが生成されているか、確認してみてください。)

ようやく、事前準備である「口パク準備オブジェクト」を生成することができました。続いて、発言に合わせてキャラクターの口パクを行っていきます。
右上の+ボタンより「アニメーション効果」を追加し、「口パク開閉のみ@PSD」を追加します。その状態でメニューバーの「編集」よりPSDToolKitからウィンドウを表示します。

口パク開閉のみを選択→PSDToolKitウィンドウを表示

続いて、目パチのときと同様に、設定ボタンを押した状態でウィンドウ上の口パーツを右クリックし、「開き」や「閉じ」の状態を設定していきます。
さらに、この「口パク開閉のみ」のアニメーション効果の部分で右クリックして、先ほどと同じように「フィルタ効果を上に移動」を選択します。

ここまで出来たら、最後に口パク準備のレイヤー番号をセットします。
「オプション設定」と書かれた欄が見えると思うのですが、その中に口パク準備のレイヤー番号を定義する部分があるので、そこに半角数字で先ほど生成された「口パク準備オブジェクト」があるレイヤー番号を入力します。
これをしないと口パクができないので、気を付けてください。
※多目的スライダーのレイヤー番号については、今は必ずしもセットする必要はありません。

口パク準備オブジェクトのレイヤー番号をセット

ここまでできたら、一度タイムライン上でスペースキーを押して再生を行って、キャラクターが正しく口パクしているか確認してみてください。上手くいかない場合、以下を中心に確認してみてください:

  • 口パク準備オブジェクトは存在するか、レイヤー番号をセットしているか

  • 口の「開き」や「閉じ」の状態を設定しているか

  • 口パクのアニメーション効果はpsd描画よりも上にあるか

お疲れさまでした、これでようやく基本的なvoiceroid動画を制作することができるようになります!
しかし、何かが物足りないですね…

そうです、字幕がありません。キャラクターが何を言っているのかが視覚的に分かればより楽しい動画になりそうです。というわけで、次の章では、字幕の設定について扱っていきます。

5,字幕の設定

字幕の設定はそれほど難しくはありません。
まずは、タイムライン上で右クリックをします。
その後、「メディアオブジェクトの追加」→「PSDToolKit」→「字幕表示」の順に選択を行うことで、字幕表示オブジェクトを出すことができます。

字幕表示オブジェクトを生成

この字幕表示オブジェクトをキャラクターが発言している時間に配置します。そして例にもれず、オプション設定の内部にある、字幕準備があるレイヤー番号を設定しましょう。

レイヤーの番号を半角数字で設定

そうすることで、字幕が表示されるはずです。デフォルトは白色で、中央に配置されます。少々これでは使いづらいと思うので、お好みで位置や色を変えてみてください。字幕表示オブジェクトの設定から変えられます。(個々の準備レイヤーではない点に注意)

…薄々お気づきかと思いますが、この方法で設定した字幕は、元々voiceroid側で生成されたtxtファイルに応じて自動で生成されるため、わざわざ字幕用のテキストを再度入力する必要はありません。これこそが、aviutlやYMMがvoiceroid動画の制作と相性が良いと言える一つの理由であり、aviutlやYMMの強みです。他の編集ソフトの場合、voiceroidで音声のみの出力を行い、編集ソフト側で再度字幕の入力を行わなければならない、ということが往々にしてあり、手間がかかります。そしてこれは動画制作の作業効率、ひいては投稿頻度にも繋がり、侮れません。


余談ですが、私がYMMを使い始めた一番大きなきっかけがこれです。それ以前に私が使っていた某編集ソフトでは字幕の自動入力機能などなく、一々字幕を入力する手間に追われていました。幸い、スクリプト(Lua言語)で制御できるソフトだったので色々試行錯誤はしたのですが、結局編集ソフトを変えたほうが早いという結論になり、今に至ります。(字幕の表示時間を変更できず、5秒で固定なのが致命的だった)


さて、これでも十分効率的に動画を作成できるのですが、ただ一点気になる点があります。というのも、voiceroid側でwavファイルとtxtファイルを生成した後、手動で(シフトキーを押しながら)ドラッグ&ドロップしなければならず、手間がかかり、非生産的です。できれば自動でwavの保存&配置を行いたいですよね。こんな時に役立つソフトがあります。それが、VoiceroidUtilです。

https://ruche-home.net/download

赤枠部分をクリック

このVoiceroidUtilを使うことで、自動でvoiceroidの音声・テキストの保存を行うことができます。以下の設定については忘れずに行っておきましょう。

  • 設定 > 音声保存のメニューより保存先を選択

  • 設定 > 音声保存のメニューよりファイル命名を「日時_キャラ名_入力文」に設定

  • 設定 > AviUtilのメニューより各キャラクターのレイヤー番号を設定(デフォルトの設定で良いなら変える必要なし)

Voiceroidを起動の上、VoiceroidUtil内のテキストボックスに喋らせたいことを入力することで自動で音声とテキストが保存されます。

さらに、自動保存されたwav及びtxtを自動でタイムライン上に配置できたら便利ですよね。これに関しては、「かんしくん」を使う方法があります。「かんしくん」は既に第2章でインストールしている(PSDToolKitに一緒についている)と思うので、ダウンロード方法については省略します。
使用に際しては、「かんしくん」のフォルダ内部にあるsetting.txtの編集が必要です。詳細についてはテキストファイル上に書いてあるので、そちらを一読すると良いかと思います。設定において最も重要なのは、「VoiceroidUtil の振り分け設定」の変更でしょう。ハッシュタグがついた行はコメントです。必要な部分のハッシュタグを取り除き、ご自身の環境に合わせて各種項目を書き換えてください。

私の環境では上のようになります

その後、forcepser.exeを起動することで、exeファイルの実行中は、自動でタイムライン上に音声・テキストが配置されます。これと先のVoiceroidUtilを組み合わせることで、voiceroid入力から字幕の表示・口パクまでの処理を自動化できます。これを使っているかいないかで作業効率がかなり違いますので、是非お試しください。
もしも、「どうすればいいか分からない」、「試したけど上手くいかない」といったことがありましたら、コメントしていただきますと、お力になれるかもしれません。

以上の解説で、一定のクオリティーのvoiceroid動画なら作成できるようになると思います。最後に、オシャレなvoiceroid動画を作成するために、キャラクターがしゃべっている間にエフェクトを追加する方法について扱います。

6,喋っている時にエフェクトを追加

巷のYoutubeやニコニコ動画を見ていると、喋っている時だけ目立つようなエフェクトがキャラクターに付与されていることがありますよね。なるほど、これによって話者が明確になっています。Voiceroid1人解説(実況)動画の場合はエフェクトがあってもなくてもあまり変わりませんが、複数人で構成される動画の場合は、見栄えが雲泥の差です。本章ではこれを行う方法について解説します。

案外答えは簡単です。有志の方がこれを実装するスクリプト(会話時立ち絵制御)を作ってくれました。こちらからダウンロードが可能です。

https://bowlroll.net/file/310141

制作者曰く、「Patch.aul」が必要とのことですので、こちらも同時にインストールしましょう。

https://github.com/nazonoSAUNA/patch.aul/releases

Patch.aulは、aviutlの作業フォルダ内、aviutl.exeと同階層に配置します。詳細についてはこちらをご覧ください:https://scrapbox.io/nazosauna/patch.aul

また、会話時立ち絵制御のスクリプト(anmファイル)は、aviutlの作業フォルダ内にscriptというフォルダを作成し、その中に配置する必要があります。

これを導入すると、「アニメーション効果」に「会話時立ち絵制御」が現れます。この設定をいじることで会話時のキャラクターの明るさを変更することができますし、これより下部にあるアニメーション効果は、会話時のみに適用されます。

7,おしまい

お疲れさまでした。一体ここまで読み進めた人はどれほどいるのでしょうか?
ここまで読み進めることができたのなら、大抵のVoiceroid動画は作れることでしょう。もしも、分からないことにぶち当たっても、基本的な概念・知識はあるので、検索をすることで大抵のことは理解できるに違いありません。
是非、自信をもって創作活動に励んでいただきたいと思います。私は、あなたの創作活動を応援します。

本記事を読んで分からない点や疑問点などありましたら、コメントをしていただきますと力になれるかもしれません。また、記事の内容に誤りなどがありましたら、ご指摘いただきますと幸いです。

最後になりますが、本記事に「スキ」をしていただきますと、今後の記事執筆のモチベーションとなりますので、是非お願いします。


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