はじめに
こう思うこと、結構あると思います。本記事ではそのような悩みを解決するために、早くて、安くて、24時間動き続ける自分専用の統合版サーバーの作り方を解説します。
VPSとは何か?
そもそも、サーバーを立てるには「VPS」というものが必要です。これは、簡単に言うと「インターネット上で、24時間電源が入ったままの高性能なパソコンをレンタルする」サービスです。
- 自宅サーバー: 電気代がかかる、PCの電源を切れない、ポート開放が難しい。
- Realms: 手軽だけど、Modやアドオンの自由度が低い、人数制限がある。
- VPS: 自由度MAX、電気代不要、プロ並みの環境が手に入る。
サーバーを選ぼう
したがって、統合版サーバーを立ち上げるためには、一般的にサーバーを借りることが必要です。マイクラサーバーはCPUの性能が命です。 当ブログの検証環境でも使用しており、現在個人的に最もおすすめなのが「シンVPS」です。
なぜ、他のVPSを差し置いてこれを選んでいるのか。それは以下の理由によります:
- 圧倒的に速い: 全プランで爆速SSD(NVMe)を搭載
- 安い: 月額1,000円前後から利用でき、Realms(約900円〜)と変わらない価格で性能は何倍も上。
- 初期費用0円: 始めるハードルが低い。
- ✔ 月額が安い(1,000円以下〜)
- ✔ 初期費用0円
- ✔ 爆速NVMeでラグなし
当リンク限定 初回10%OFF
公式サイトを見る →他のレンタルサーバーよりコスパが良いと感じています。なお、本サイト経由限定で、初回料金が10%オフになります!
契約方法
以下では、「シンVPS」を例にサーバーの契約方法を説明します。まずは、下記ボタンより申し込みボタンに遷移します:
- ✔ 月額が安い(1,000円以下〜)
- ✔ 初期費用0円
- ✔ 爆速NVMeでラグなし
当リンク限定 初回10%OFF
公式サイトを見る →申し込みボタンを押したら、画面の指示に従って、必要事項を入力していきます:

入力が終わったら利用規約に同意して、「次に進む」を押しましょう。
メールアドレスに対して確認コードが送られるので、先ほど登録したメールアドレスを確認し、確認コードを入力します:

「次へ進む」をクリックしましょう。
入力内容を確認します。問題がなければ、「電話認証に進む」をクリックしましょう:

電話番号を入力して、「認証コードを取得する」をクリックします:

登録した電話番号に認証コードが送信されるので、その番号を入力して「認証してサーバー申し込みに進む」をクリックします:

続いて、シンVPSの契約に進んでいきます。
サーバー名は任意の名前で大丈夫です。メモリについてですがマイクラサーバーを構築する場合、最低2GB、できれば4GB程度あれば安心だと思います。ストレージオプションは任意ですが、OSについてはUbuntuを選択しましょう:

- 友達数人(〜5人)でバニラ:2GBプラン
- アドオンを入れる・5人以上:4GBプラン(※おすすめ!一番コスパが良いです)
スクロールします。設定項目「rootパスワード」は必須です。任意の英数字・記号を入力しましょう。これは後程使うので、控えておくとよいと思います。また、SSH Keyも(セキュリティーのため)「作成する」を選択しましょう。登録方法は「自動生成」を選択します。
これらの設定が完了したら、同意をして「お申込内容を確認する」を選択します:

すると、秘密鍵が作成されます。後程サーバーにアクセスする際に必要になるので、必ず「ダウンロードする」を選択して大切に保管しましょう。このファイルですが、C:\Users\ユーザー名\.ssh フォルダ(.sshはなければ作ることを推奨します)に保存しておくことを推奨します。

登録情報を確認し、問題がなければ「お支払いへ進む」を押します:

画面の指示に従って、支払い手段を設定します。クレジットカードが利用可能です:

クレジットカード情報を入力して、「確認画面へ進む」をクリックします:

支払い及び契約手続きが完了すると、以下のような画面が表示されます。これで「シンVPS」の申し込みが完了しました!「トップに戻る」を押しましょう:

すると、以下のようなサーバー管理画面にアクセスできるようになります。右側に表示されている「VPS管理」ボタンにて、このサーバーの設定が可能です。(後程この部分を触っていきます)契約後しばらくはサーバーの構築が実行されるので、数分程度待ちましょう。ステータスが「構築中」から「稼働中」に変わればOKです:

シンVPSはこちら:
- ✔ 月額が安い(1,000円以下〜)
- ✔ 初期費用0円
- ✔ 爆速NVMeでラグなし
当リンク限定 初回10%OFF
公式サイトを見る →契約後の設定
契約が完了したら、このサーバーの設定を行う必要があります。後述するように、これには「ssh」というものを用いるのですが、そのためには、サーバーの「扉(ポート)」を開けなければなりません。以下で手順を説明します:
まず、シンVPSのコントロールパネルにログイン・アクセスし、「VPS管理」(上画像の右側ボタン)から設定の対象とするサーバーを選びます。
左側のメニューより、「パケットフィルター設定」をクリックします。
ここで「パケットフィルター設定を追加する」から「SSH(22番)」を許可しましょう。(既にある場合は飛ばしてよいです)
さらに、ここではマイクラサーバーを構築することも考えて、統合版マイクラ用の通信用ポート、19132も追加しましょう:

- フィルター: 手動で設定
- プロトコル: UDP
- ポート番号: 単一ポート/19132
- 送信元IPアドレス: すべて許可する
以上、2つの設定が完了したら、Webブラウザ上での作業はひとまず置いておきます。続いて、SSH接続を行っていくつか必要なコマンドを実行していきましょう。
SSH接続
サーバーの中に入って操作します。これを、「SSH接続」といいます。
まず、準備としてダウンロードした「.pem」ファイル(秘密鍵)を、C:\Users\ユーザー名\.ssh フォルダなど分かりやすい場所に配置します。その後、コマンドプロンプトまたはPowershellを用いてこのpemファイルを用いて接続を行いましょう。
Windowsの場合、キーボードの Windowsキー + R を押し、「cmd」または「powershell」と入力してEnterを押します。青や黒の画面が出ればOKです。または、タスクバーにある検索欄にこれらの語を入れることでも実行できます。
Macの場合は、Spotlight検索(Command + Space)で「ターミナル」と検索して起動しましょう。

このような黒い画面が表示されたら、以下のコマンドを入力してEnterキーを押してください。
ssh -i "【鍵ファイルの場所】" root@【サーバーのIPアドレス】
IPアドレスは、先のVPS管理より確認できます。例えばpemファイルが「C:\Users\taro.ssh\key.pem」にあって、IPアドレスが「123.45.67.89」である場合には「ssh -i “C:\Users\taro\.ssh\key.pem” root@123.45.67.89」となりますね。
「Are you sure…?」と聞かれたら yes と入力してEnter。「password:」と聞かれたら、契約時に決めたrootパスワードを入力してEnterを押します。
- パスワード入力中は画面に何も表示されませんが、ちゃんと入力されているので気にしなくていいです。
これらが完了すると、「root@…:~#」と表示されるはずです。こうなれば成功です!
- 次回以降も同様に、sshコマンドで接続を行うことになります
サーバーの準備
続いて、以下のコマンドを1行ずつコピーして、黒い画面に貼り付けをし、Enterで実行してください。Windowsの場合は「Ctrl+V」で貼り付けられます。
まずは、サーバーの中身を最新の状態にアップデートします:
apt update && apt upgrade -y
文字が大量に流れると思います。これが止まるまで待ちましょう。
それが完了したら、マイクラを動かすのに必要な道具、具体的にはwget, unzip, screenを導入します:
apt install -y wget unzip screen
さらに、サーバー内部のセキュリティ設定を行います。SSH(遠隔操作)とマイクラ(19132)だけを通すようにしましょう:
apt install -y wget unzip screen
以下のコマンドで、無事「19132/udp ALLOW」と表示されていればOKです:
ufw status
統合版サーバーのインストール
さらに、これらが完了したら今回の本題、統合版サーバーの構築を行っていきます。
まずは、統合版サーバー用のフォルダを作って移動しましょう:
mkdir ~/bedrock_server
cd ~/bedrock_server
それが完了したら、公式サイトからサーバーソフトをダウンロードします。以下のページにアクセスし、同意のためのチェックボックスをオンにしたら、「Ubuntu (Linux)」版のダウンロードボタンを右クリックして「リンクのアドレスをコピー」してください。

これをコピーしたら、そのURLを用いて以下のコマンドを実行します:
wget 【コピーしたURL】
おそらく「wget https://www.minecraft.net/bedrockdedicatedserver/bin-linux/bedrock-server-1.21.124.2.zip」のようになるかと思います(これは例です。必ず最新のURLをコピーしてきてください)
その後、このフォルダ内で以下のコマンドを実行して解凍し、権限を与えます:
unzip bedrock-server-*.zip
chmod +x bedrock_server
サーバーの起動と常時稼働
SSH接続を切ってもサーバーが動き続けるように、「Screen」という仮想ウィンドウ機能を使います:
screen -S mcbe
これを実行すると、画面が切り替わると思います。見た目こそ変わりませんが、新しいウィンドウ内にいます。これを実行後、このScreen内で以下のコマンドを実行しましょう:
LD_LIBRARY_PATH=. ./bedrock_server
いろいろな文字が表示されると思いますが、Server started. と表示されたら起動成功です!次回以降は、screenコマンドより起動を行ってください。
接続テスト
マイクラを開き、「サーバー」タブから接続してみましょう。
- サーバー名: なんでもいい
- サーバーアドレス: VPSのIPアドレス
- ポート: 19132(そのまま)

「追加してプレイ」を押します。
これでワールドに入れれば成功です!

知っておくべき重要操作
サーバーを立てた後に絶対に必要な操作を説明します。
サーバーを動かしたままログアウトする方法
黒い画面をそのまま「×」で閉じると、サーバーも落ちてしまうことがあります。 キーボードで以下の操作をして、Screenから「デタッチ」をする必要があります。
これは、Ctrl キーを押しながら A を押し、指を離してから D を押すだけです。
再びサーバーの画面に戻る
一方で、上記の操作をした後でもう一度サーバーの画面に入りたくなることもあります。その場合は、ssh接続をした後に以下を実行すればOKです:
screen -r mcbe
サーバーの停止
Screenに入っている状態で、マイクラのサーバーコンソールに以下を入力することで、サーバーの停止ができます:
stop
- VPSにおいて直接実行するコマンドではなく、Screenにおけるコマンドである点に注意してください
設定の変更
難易度やゲームモードを変えたい場合は、一度 stop してから server.properties を編集します。FTPソフト(FileZillaなど)を使ってPC上で編集し、上書きアップロードするのが一番簡単だと思います。
- gamemode=survival (サバイバル)
- difficulty=normal (難易度)
- max-players=10 (最大人数)
「nano server.properties」を実行するという方法もあります
おわり
これで、「24時間いつでも遊べるマイクラサーバー」が完成しました! シンVPSを使えば、月額ランチ1回分程度のコストで、快適なマルチプレイ環境が手に入ります。
ぜひ、友達を誘ったり、自作のアドオンを入れたりして、マイクラライフを拡張させてください!
- ✔ 月額が安い(1,000円以下〜)
- ✔ 初期費用0円
- ✔ 爆速NVMeでラグなし
当リンク限定 初回10%OFF
公式サイトを見る →