はじめに
こう思うこと、結構あると思います。本記事ではそのような悩みを解決するために、早くて、安くて、24時間動き続ける自分専用の統合版サーバーの作り方を解説します。
VPSとは何か?
そもそも、サーバーを立てるには「VPS」というものが必要です。これは、簡単に言うと「インターネット上で、24時間電源が入ったままの高性能なパソコンをレンタルする」サービスです。
- 自宅サーバー: 電気代がかかる、PCの電源を切れない、ポート開放が難しい。
- Realms: 手軽だけど、Modやアドオンの自由度が低い、人数制限がある。
- VPS: 自由度MAX、電気代不要、プロ並みの環境が手に入る。
自分のPCでサーバーを立てることもできなくはないですが、24時間PCをつけっぱなしにする必要があり、電気代もかかるうえ、MODをたくさん入れるとPCが重くてゲームどころではなくなってしまいます。さらに、ポート開放やセキュリティ関係の設定の手間もあり、あまり推奨できる選択肢ではありません。
VPSなら、高性能なサーバーが24時間365日動いてくれます。自分のPCの電源を切ってもサーバーは動き続けるので、遊びたい人が好きな時間にログインできますのは大きな強みでしょう。まった、特にMODサーバーはメモリを大量に消費するため、ゲームをプレイするPCと、サーバーとして動かすPC(VPS)を分けられる点は魅力です。
サーバーを選ぼう
こうした理由により、統合版サーバーを立ち上げるためには、一般的にサーバーを借りることが必要です。マイクラサーバーはCPUの性能が命です。 当ブログの検証環境でも使用しており、現在個人的に最もおすすめなのが「シンVPS」です。
なぜ、他のVPSを差し置いてこれを選んでいるのか。それは以下の理由によります:
- 圧倒的に速い: 全プランで爆速SSD(NVMe)を搭載
- 安い: 月額1,000円前後から利用でき、Realms(約900円〜)と変わらない価格で性能は何倍も上。
- 初期費用0円: 始めるハードルが低い。
- ✔ 月額が安い(1,000円以下〜)
- ✔ 初期費用0円
- ✔ 爆速NVMeでラグなし
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公式サイトを見る →他のレンタルサーバーよりコスパが良いと感じています。実際、電気代単価: 31円/kWhを元に自宅PCを24時間稼働させる場合と比較した結果がこちらです。
| 項目 |
自宅PC (100W稼働) |
シンVPS (12ヶ月) |
シンVPS (36ヶ月) |
|---|---|---|---|
| 月額 | 約2,232円 | 1,200円 | 980円 |
| 年間 | 26,784円 | 14,400円 | 11,760円 |
| 差額 (年間) |
基準 (高い) |
+1.2万円 お得 |
+1.5万円 超お得 |
※電気代単価: 31円/kWh (24時間稼働で試算)
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なお、本サイト経由限定で、初回料金が10%オフになります!
今回は、実際に私が使っている「シンVPS」を前提に解説していきます。記事後半の具体的なサーバーの構築方法についてはどのVPSでも変わらないと思います。
ちなみに、他のVPS、とりわけ「○○ for games」などのサービスを使うと、面倒なセットアップ不要でマイクラのサーバーを立ち上げることもできます。本ページで解説するようなセットアップが面倒な場合はこちらもご活用ください。王道は「Xserver for games」だと思います:
契約方法
以下では、「シンVPS」を例にサーバーの契約方法を説明します。まずは、下記ボタンより申し込みボタンに遷移します:
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公式サイトを見る →申し込みボタンを押したら、画面の指示に従って、必要事項を入力していきます:

入力が終わったら利用規約に同意して、「次に進む」を押しましょう。
メールアドレスに対して確認コードが送られるので、先ほど登録したメールアドレスを確認し、確認コードを入力します:

「次へ進む」をクリックしましょう。
入力内容を確認します。問題がなければ、「電話認証に進む」をクリックしましょう:

電話番号を入力して、「認証コードを取得する」をクリックします:

登録した電話番号に認証コードが送信されるので、その番号を入力して「認証してサーバー申し込みに進む」をクリックします:

続いて、シンVPSの契約に進んでいきます。
サーバー名は任意の名前で大丈夫です。メモリについてですがマイクラサーバーを構築する場合、最低2GB、できれば4GB程度あれば安心だと思います。ストレージオプションは任意ですが、OSについてはUbuntuを選択しましょう:

- 友達数人(〜5人)でバニラ:2GBプラン
- アドオンを入れる・5人以上:4GBプラン(※おすすめ!一番コスパが良いです)
スクロールします。設定項目「rootパスワード」は必須です。任意の英数字・記号を入力しましょう。これは後程使うので、控えておくとよいと思います。また、SSH Keyも(セキュリティーのため)「作成する」を選択しましょう。登録方法は「自動生成」を選択します。
これらの設定が完了したら、同意をして「お申込内容を確認する」を選択します:

すると、秘密鍵が作成されます。後程サーバーにアクセスする際に必要になるので、必ず「ダウンロードする」を選択して大切に保管しましょう。このファイルですが、C:\Users\ユーザー名\.ssh フォルダ(.sshはなければ作ることを推奨します)に保存しておくことを推奨します。

登録情報を確認し、問題がなければ「お支払いへ進む」を押します:

画面の指示に従って、支払い手段を設定します。クレジットカードが利用可能です:

クレジットカード情報を入力して、「確認画面へ進む」をクリックします:

支払い及び契約手続きが完了すると、以下のような画面が表示されます。これで「シンVPS」の申し込みが完了しました!「トップに戻る」を押しましょう:

すると、以下のようなサーバー管理画面にアクセスできるようになります。右側に表示されている「VPS管理」ボタンにて、このサーバーの設定が可能です。(後程この部分を触っていきます)契約後しばらくはサーバーの構築が実行されるので、数分程度待ちましょう。ステータスが「構築中」から「稼働中」に変わればOKです:

シンVPSはこちら:
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公式サイトを見る →契約後の設定
契約が完了したら、このサーバーの設定を行う必要があります。後述するように、これには「ssh」というものを用いるのですが、そのためには、サーバーの「扉(ポート)」を開けなければなりません。以下で手順を説明します:
まず、シンVPSのコントロールパネルにログイン・アクセスし、「VPS管理」(上画像の右側ボタン)から設定の対象とするサーバーを選びます。
左側のメニューより、「パケットフィルター設定」をクリックします。
ここで「パケットフィルター設定を追加する」から「SSH(22番)」を許可しましょう。(既にある場合は飛ばしてよいです)
さらに、ここではマイクラサーバーを構築することも考えて、統合版マイクラ用の通信用ポート、19132も追加しましょう:

- フィルター: 手動で設定
- プロトコル: UDP
- ポート番号: 単一ポート/19132
- 送信元IPアドレス: すべて許可する
以上、2つの設定が完了したら、Webブラウザ上での作業はひとまず置いておきます。続いて、SSH接続を行っていくつか必要なコマンドを実行していきましょう。
SSH接続
サーバーの中に入って操作します。これを、「SSH接続」といいます。
まず、準備としてダウンロードした「.pem」ファイル(秘密鍵)を、C:\Users\ユーザー名\.ssh フォルダなど分かりやすい場所に配置します。その後、コマンドプロンプトまたはPowershellを用いてこのpemファイルを用いて接続を行いましょう。
Windowsの場合、キーボードの Windowsキー + R を押し、「cmd」または「powershell」と入力してEnterを押します。青や黒の画面が出ればOKです。または、タスクバーにある検索欄にこれらの語を入れることでも実行できます。
Macの場合は、Spotlight検索(Command + Space)で「ターミナル」と検索して起動しましょう。

このような黒い画面が表示されたら、以下のコマンドを入力してEnterキーを押してください。
ssh -i "【鍵ファイルの場所】" root@【サーバーのIPアドレス】
IPアドレスは、先のVPS管理より確認できます。例えばpemファイルが「C:\Users\taro.ssh\key.pem」にあって、IPアドレスが「123.45.67.89」である場合には「ssh -i “C:\Users\taro\.ssh\key.pem” root@123.45.67.89」となりますね。
「Are you sure…?」と聞かれたら yes と入力してEnter。「password:」と聞かれたら、契約時に決めたrootパスワードを入力してEnterを押します。
- パスワード入力中は画面に何も表示されませんが、ちゃんと入力されているので気にしなくていいです。
これらが完了すると、「root@…:~#」と表示されるはずです。こうなれば成功です!
- 次回以降も同様に、sshコマンドで接続を行うことになります
サーバーの準備
続いて、以下のコマンドを1行ずつコピーして、黒い画面に貼り付けをし、Enterで実行してください。Windowsの場合は「Ctrl+V」で貼り付けられます。
まずは、サーバーの中身を最新の状態にアップデートします:
apt update && apt upgrade -y
文字が大量に流れると思います。これが止まるまで待ちましょう。
それが完了したら、マイクラを動かすのに必要な道具、具体的にはwget, unzip, screenを導入します:
apt install -y wget unzip screen
さらに、サーバー内部のセキュリティ設定を行います。SSH(遠隔操作)とマイクラ(19132)だけを通すようにしましょう:
ufw allow 19132/udp
ufw allow ssh
ufw enable
以下のコマンドで、無事「19132/udp ALLOW」と表示されていればOKです:
ufw status
統合版サーバーのインストール
さらに、これらが完了したら今回の本題、統合版サーバーの構築を行っていきます。
まずは、統合版サーバー用のフォルダを作って移動しましょう:
mkdir ~/bedrock_server
cd ~/bedrock_server
それが完了したら、公式サイトからサーバーソフトをダウンロードします。以下のページにアクセスし、同意のためのチェックボックスをオンにしたら、「Ubuntu (Linux)」版のダウンロードボタンを右クリックして「リンクのアドレスをコピー」してください。

これをコピーしたら、そのURLを用いて以下のコマンドを実行します:
wget 【コピーしたURL】
おそらく「wget https://www.minecraft.net/bedrockdedicatedserver/bin-linux/bedrock-server-1.21.124.2.zip」のようになるかと思います(これは例です。必ず最新のURLをコピーしてきてください)
その後、このフォルダ内で以下のコマンドを実行して解凍し、権限を与えます:
unzip bedrock-server-*.zip
chmod +x bedrock_server
サーバーの起動と常時稼働
SSH接続を切ってもサーバーが動き続けるように、「Screen」という仮想ウィンドウ機能を使います:
screen -S mcbe
これを実行すると、画面が切り替わると思います。見た目こそ変わりませんが、新しいウィンドウ内にいます。これを実行後、このScreen内で以下のコマンドを実行しましょう:
LD_LIBRARY_PATH=. ./bedrock_server
いろいろな文字が表示されると思いますが、Server started. と表示されたら起動成功です!次回以降は、screenコマンドより起動を行ってください。
接続テスト
マイクラを開き、「サーバー」タブから接続してみましょう。
- サーバー名: なんでもいい
- サーバーアドレス: VPSのIPアドレス
- ポート: 19132(そのまま)

「追加してプレイ」を押します。
これでワールドに入れれば成功です!

知っておくべき重要操作
サーバーを立てた後に絶対に必要な操作を説明します。
サーバーを動かしたままログアウトする方法
黒い画面をそのまま「×」で閉じると、サーバーも落ちてしまうことがあります。 キーボードで以下の操作をして、Screenから「デタッチ」をする必要があります。
これは、Ctrl キーを押しながら A を押し、指を離してから D を押すだけです。
再びサーバーの画面に戻る
一方で、上記の操作をした後でもう一度サーバーの画面に入りたくなることもあります。その場合は、ssh接続をした後に以下を実行すればOKです:
screen -r mcbe
サーバーの停止
Screenに入っている状態で、マイクラのサーバーコンソールに以下を入力することで、サーバーの停止ができます:
stop
- VPSにおいて直接実行するコマンドではなく、Screenにおけるコマンドである点に注意してください
設定の変更
難易度やゲームモードを変えたい場合は、一度 stop してから server.properties を編集します。FTPソフト(FileZillaなど)を使ってPC上で編集し、上書きアップロードするのが一番簡単だと思います。FileZillaの使い方は後述しています。
- gamemode=survival (サバイバル)
- difficulty=normal (難易度)
- max-players=10 (最大人数)
「nano server.properties」を実行するという方法もあります
アドオンの導入
このサーバーに外部のアドオンを導入したいと思うこともあると思います。まず、導入したいアドオンを用意しましょう。このとき、.mcaddonである場合には、これを.zipに改名して、展開する必要があります。中にあるであろうビヘイビアパックとリソースパックの両方を導入していきます。
また、以下の操作ではFileZillaをはじめとするファイル転送ソフトがあると便利だと思います。なければ、以下からダウンロードしましょう:
ファイル>サイトマネージャーを開き、以下のように設定します:

プロトコルを「SFTP」とし、ホストをサーバーのIPアドレスとします。ログオンタイプを「鍵ファイル」、ユーザーを「root」などのユーザー名、鍵ファイルとして、先ほどダウンロードした鍵ファイルのパスを選択します。
これで「接続」を押すと、サーバーとの間でファイルの転送が可能になります。
次に、ワールドが格納されているフォルダにアクセスしましょう。ワールドのデータはworldsフォルダ内に格納されています。
その後、「Bedrock level」などワールド名のフォルダにアクセスします。つまり、あなたがbedrock_serverと同階層にいるのなら、
cd "./worlds/(ワールド名)"
というコマンドで移動できますね。(※world名はserver.propertiesなどで弄ってない限りBedrock levelです)その後、その中の「world_behavior_packs.json」というファイルを編集し、ワールドに入れるビヘイビアパックを定義します(なければ新規作成します):
nano world_behavior_packs.json
これを実行して、以下のように入力して保存します(Ctrl+Xで閉じられます)。ただし、UUIDとバージョンは、導入するアドオンによって異なります。アドオンのビヘイビアパック側のmanifest.jsonの”header”部分で、UUIDとバージョンを確認することができるので、それを入力しましょう。
[
{
"pack_id" : "(アドオンのUUID)",
"version" : (アドオンのバージョン)
}
]
例えば、以下のようになります(これは例です)
[
{
"pack_id" : "c44d130c-79a6-4d25-9c55-4313bb2701fa",
"version" : [ 1, 0, 0 ]
}
]
続いて、その中のbehavior_packsというフォルダ内に、導入するアドオンのビヘイビアパックのフォルダをそのまま入れます。この操作は、FileZillaなどで行うと便利です。
同様にして、リソースパックの部分も同じ操作をやっていきます。ワールドのフォルダに戻って、
nano world_resource_packs.json
を実行し、リソースパック側のmanifest.jsonの”header”部分で定義されているUUIDとバージョンを、先と同じ形式で定義して保存します。最後に、resource_packsフォルダ内に導入したいアドオンのリソースパックのフォルダをそのまま入れることで、無事ゲーム内でアドオンが読み込まれるはずです。
なお、複数のアドオンを導入する場合は、jsonファイルを以下のようにlist形式で設定し、後は同様の操作を繰り返すだけでOKです:
[
{
"pack_id" : "c44d130c-79a6-4d25-9c55-4313bb2701fa",
"version" : [ 1, 0, 0 ]
},
{
"pack_id" : "adcac116-3164-409f-aa9c-d31166588936",
"version" : [ 1, 0, 0 ]
}
]
おわり
これで、「24時間いつでも遊べるマイクラサーバー」が完成しました! シンVPSを使えば、月額ランチ1回分程度のコストで、快適なマルチプレイ環境が手に入ります。
ぜひ、友達を誘ったり、自作のアドオンを入れたりして、マイクラライフを拡張させてください!
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