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【疑問】動画編集にかかる時間の目安は? 効率的に動画を制作する方法も解説

はじめに

我々動画編集者にとって、1本の動画にどれだけの時間をかけるかというのは避けて通ることのできない問題です。動画編集はクリエイティブな作業であり、その過程において時間をどのように使うかは、最終的なクオリティと満足度に直結します。一方で、効率的に動画を制作する方法を見つけ、編集時間を最適化することもプロフェッショナルとしての大切なスキルです。本記事では、動画編集にかかる一般的な時間の目安と、効率的に編集作業を行うための実践的な方法について解説していきます。

動画編集にかかる時間の目安

多くの要因が動画編集の時間に影響を及ぼします。動画の長さ、内容の複雑さ、使用するエフェクトやトランジションの量などがその一例です。一般的には、1分の完成動画を制作するには1時間から2時間程度かかると言われていますが、これはあくまで目安であり、実際にはもっと時間がかかることも少なくありません。

素材の準備と整理

素材の準備段階、つまり映像や音源の収集と整理にも時間がかかります。この段階において、後の編集工程がスムーズに進むかどうかが決まります。素材の種類や量によりますが、ここでは平均して2〜3時間ほどかかることが多いです。

編集作業

編集そのものの作業には、素材のカット、タイミングの調整、エフェクトの追加などがあります。この段階が最も時間を要する部分であり、動画の内容や求められる品質によっては、1本の動画編集に10時間以上かかることも珍しくありません。

品質チェックと修正

編集が完了した後には品質チェックと修正作業が待っています。このプロセスでは、動画のクオリティを保証するために細部までチェックを行い、必要があれば修正を加えます。ここでも数時間かかることを覚悟しておくべきです。

効率的に動画を制作するための方法

動画編集を効率化する方法にはさまざまなテクニックやツールがあります。以下に効率的に作業を進めるためのいくつかの方法を紹介します。

ワークフローの構築

編集作業のワークフローを整えることで、作業の無駄を省き、効率的に進めることができます。例えば、素材の整理を徹底し、必要なクリップをすぐに見つけられる環境を作ることは重要です。フォルダ構成やファイル名のルールを確立しておくと良いでしょう。

テンプレートの利用

よく使うエフェクトやトランジション、タイトルデザインなどはテンプレートとして保存し、再利用することで作業時間を短縮できます。プロジェクトファイルのテンプレートを用意しておくと、新しいプロジェクトを始める際にすぐに作業に取りかかれます。

ショートカットキーの活用

編集ソフトのショートカットキーを覚えることで、マウス操作よりも迅速に作業を進めることができます。普段使う操作はもちろん、効率化に繋がるショートカットキーを積極的に覚えていくことで作業スピードが格段に向上します。

私の場合

私は、普段voiceroid解説動画を制作していますが、1分の動画を制作するのに1時間で終われば良いほうです。標準的な8分前後の動画を制作する場合には、少なく見積もっても8時間、半日が潰れます。

ただ、voiceroid動画に関してはいくつかの時短テクニックがあります。詳細は以下の記事をご覧ください。上記にもありますが、テンプレートの作成は極めて有効です

また、別の方の動画ですが、この動画の内容は非常に役に立ちます。voiceroid動画を作成する場合は、一度は見ておいて損はないでしょう。

https://www.nicovideo.jp/watch/sm34776285

AIの力を借りる

最終奥義、「AI」の登場です。

以前、AIで動画を作成してタイムライン上に字幕を自動配置するアプリを自作したので、この場で紹介します。試しに使ってみたところ、結構いい線をいってました。時短を目指すなら活用してみてください。

Youtube動画はこちら:

最終的な目標は、「人間ができることは人間がやって、AIに任せられるところは任せる」という分業制でしょう。時短を目指すのならAIの力は侮れません。

まとめ

動画編集には多くの時間がかかる一方で、効率的な方法を取り入れることでその時間を短縮することも可能です。計画的な素材の準備、整理されたワークフロー、ショートカットキーの活用など、少しの工夫が大きな効果をもたらします。自分に合った方法を見つけ、日々の編集作業をより効率的に進めていきましょう。

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